差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン 前のリビジョン 次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
online_tutorial_日本語 [2024/07/05 07:47] – [Why STARS?] T. Kosuge | online_tutorial_日本語 [2025/02/11 23:40] (現在) – [Online tutorial (日本語)] T. Kosuge | ||
---|---|---|---|
行 1: | 行 1: | ||
====== Online tutorial (日本語) ====== | ====== Online tutorial (日本語) ====== | ||
+ | |||
+ | |||
===== はじめに ===== | ===== はじめに ===== | ||
パソコンで何かを動かしたり、あるいは計測結果を取得したい事ってありませんか? | パソコンで何かを動かしたり、あるいは計測結果を取得したい事ってありませんか? | ||
行 8: | 行 10: | ||
- STARS Server(Perl版あるいはPython版)は様々なOS(Windows、Linux、Macintosh等)上で動作可能 | - STARS Server(Perl版あるいはPython版)は様々なOS(Windows、Linux、Macintosh等)上で動作可能 | ||
- STARS Clientの開発においてOSやプログラミング言語を自由に選択することができる | - STARS Clientの開発においてOSやプログラミング言語を自由に選択することができる | ||
- | - 無料で使用可能(MIT | + | - 無料で使用可能(MIT |
このTutorialではSTARS利用の基礎から各ライブラリの使用法などについて解説したいと思います。また、随時皆様のご意見や質問をもとに修正を加えてゆきたいと思います。 | このTutorialではSTARS利用の基礎から各ライブラリの使用法などについて解説したいと思います。また、随時皆様のご意見や質問をもとに修正を加えてゆきたいと思います。 | ||
行 14: | 行 16: | ||
{{gallery>: | {{gallery>: | ||
===== Why STARS? ===== | ===== Why STARS? ===== | ||
- | 突然ですが、パソコンで光の強さを図り、記録したいなーって思ったことってありませんか。そんなに無いですよね。 | + | ちょっと唐突ですが・・・、パソコンで光の強さを図り、記録したいなーって思ったことってありませんか。そんなに無いですよね。 |
そんなに無い事ではあるかもしれませんが、ここではこれを例にとります。 | そんなに無い事ではあるかもしれませんが、ここではこれを例にとります。 | ||
はじめの例として、以下のようなものを挙げます。 | はじめの例として、以下のようなものを挙げます。 | ||
{{: | {{: | ||
- | この例での光センサーは光の強度に応じた電圧を出力するもので、電圧をテスターで測れば光の強度が分かります。そしてこのテスターにはRS232Cのシリアルインターフェースが付属していているので、これを「RS232C< | + | この例での光センサーは光の強度に応じた電圧を出力するもので、電圧をテスターで測れば光の強度が分かります。そしてこのテスターにはRS232Cのシリアルインターフェースが付属していているので、これを「RS232C< |
- | このテスターは約1秒間隔で測定データを送信してきますので、ターミナルソフトには随時測定値が表示されます。また、自作のプリケーションでは毎回送られてきたデータをハンドリングする必要があります。 | + | このテスターは1秒間隔で測定データを送信してきますので、ターミナルソフトには随時測定値が表示されます。また、自作のアプリケーションでは毎回送られてきたデータをハンドリングする必要があります。 |
次の例はArduino UNOを使って自作した光センサーの場合です。 | 次の例はArduino UNOを使って自作した光センサーの場合です。 | ||
{{: | {{: | ||
+ | Arduino UNOとPCはUSBケーブルを使用して接続します。PC側からはシリアルポートとして見えますので、ターミナルソフトあるいは自作のアプリケーション等で操作可能となります。なお、Arduino UNOには" | ||
+ | 更に、もう少し細かく値を読むためにデジタルマルチメータを使用した例です。 | ||
+ | {{: | ||
+ | デジタルマルチメータは様々なメーカーから発売されており、RS-232C接続やLANに接続できるものなどがあります。デジタルマルチメータの機種ごとにコマンド等が違いますのでPC側ではその都度対応する必要があります。 | ||
+ | 以上のように、単に光の強度を測ると言っても様々なバリエーションが考えられます。そして、PCのアプリケーションはそれぞれの構成に対応する必要があります。 | ||
+ | さてここで、デジタルマルチメータを使って、PC測定をしていたとします。しかし、突然この機器が壊れてしまって、代替えとしては他社の物しか手元にないとしたら・・・。プログラムの書き換えとか、ものすごーく面倒臭くないですか。変更箇所を探し出して、修正とか・・・。 | ||
+ | STARSでは以下に示すように、単一のアプリケーションで制御や計測のシステムを構築するのではなく、機能ごとにアプリケーションを分けました。 | ||
+ | {{: | ||
+ | そして、各アプリケーション間のやり取りはTCP/ | ||
+ | アプリケーション作成においてはコマンド等が共通(例えばデータを取得するなら" |